http://japan.zdnet.com/news/software/story/0,2000056195,20405788,00.htm
2009年12月22日
2012年3月末をメドに成果物の構築、公開を目指す。
NTT データ、富士通、NEC、日立製作所、東芝の5社と国立情報学研究所
障害を起こさないソフトウェアの生成を実現するために、故障や攻撃の発生を予防する「回避」、故障の数や攻撃の程度を減少させるための「除去」、「耐障害性」という3つの観点からの研究開発を展開して、ソフトウェアに起因するシステム障害の低減を目指す。
最初の取り組みとして、"ディペンダブル・ソフトウェア"を実現する有力な手段として注目される「形式手法」に着目した「形式手法適用評価ワーキンググループ(Formal Method Application Working Group:FMAWG)」を立ち上げる。
形式手法の普及のためには、開発者のみならず、発注者からも、形式手法の効果を認識されることが求められている。ディペンダブル・ソフトウェア・フォーラムを設立する国内大手ベンダー5社は、ソフトウェア開発の受発注の双方の立場にあり、発注者として形式手法の適用を契約上の要件とすることになれば、発注先の幅広いソフトウェア企業への形式手法の普及効果が見込まれる。
大手ベンダーから開発委託を受けるベンダーへ、形式手法の普及が加速されることが期待できる。
形式手法の産業界への普及と定着を目指して、形式手法に関する実績やノウハウを持つ企業や個人、団体による議論や知識を共有して、共同で成果物を構築することを推進する。