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Airbus - 航空機システム

ドメイン
    航空運輸
開発対象
    Airbus社の航空機(A340-500/600、A380)における、航空制御システム、fly-by-wire制御、表示機器、警告およびメインマシン
    フランス
開発組織
    Airbus
形式手法(言語、ツール)
    SCADE、Airbus ACGツールセット(内製ツールやSCADE-KCG等を含む)
適用範囲・規模(形式手法)
適用対象のソフト種別
    リアルタイム制御系
適用目的・工程
    仕様設計、詳細設計、自動コード生成
実装言語
    C
実装規模
    あるコンポーネントにおいて自動生成されたCコードは785000行である。
効果
  • 多くのコードが自動生成されたため、コーディングエラーが大幅に削減された。
  • 仕様変更に迅速に対応できた。
  • トレーサビリティが改善された。
  • 生産性が大幅に改善した。

詳細情報

検証内容

検証規模


    各システムのLOCのうち、自動コード生成された割合は、
  • 航空制御システム 70%
  • fly-by-wire制御 70%
  • 表示機器 50%
  • 警告およびメインマシン 40%
  • 期間

      1990年代後半 - 2005

    判断

    形式手法を利用した動機

    手法・ツール選択理由

      SCADEは、開発者が意識することなく形式手法を利用することができる。したがって、SCADEの操作を習得した開発者がいれば開発可能である。 しかし、生成されたコードの検証を行うためには、数学的素養のあるエンジニアが必要である。

    障害と工夫

      内製ツールであるACGを利用することで、SCADE KCGで生成されたCコードを後処理し、モデルに影響を与えることなくターゲットに最適化されたコードを生成した。

    組織

    体制

      重要なコンポーネントは自社開発を行った。サブコンポーネントのうち1/3は自社開発であり、残りは社外開発である。

    教育

    その他

    情報源

      形式手法適用調査 調査報告書、情報処理推進機構、2010

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