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IPAソフトウェア品質説明力強化事業における実証実験で形式手法を適用

MRI

情報源

http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20130215-2.html

実施者

株式会社フォーマルテック、IPA

概要

IPA(情報処理推進機構)のソフトウェア品質説明力強化に関する事業の一環として、ソフトウェア品質を説明するための技術について実証実験が行われた。その中の一つの実証実験として、配電自動化システムを対象として、モデル検査ツールNuSMVを適用した開発プロセス(設計フェーズ)のコスト評価が行われた。モデル1行あたりの作業コスト、1人・時で検査可能な到達状態数などのコストが評価された。モデル検査を適用する上流プロセスにおいては、検査依頼者との打合せと独立検査機関の検討作業が80%以上占めることが示されている。また、ソフトウェア品質説明力を強化する上で、独立検査機関の参画が許容範囲内のコストであり、十分実現可能であるとの結論が示されている。

視点

国内の事例として、形式手法適用時のコスト評価に関する情報を公開している数すくない事例であり、形式手法導入の費用対効果の参考となる情報として貴重である。

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