モデル検査手法ベースとした自動車制御ソフトウェアの高信頼検査技術を開発
MRI
発表日
2013年4月16日
情報源
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2013/04/0416a.html
概要
自動車制御システムの品質を向上させるために、形式手法を用いた高信頼ソフトウェア検査技術を開発した。 ソフトウェアのソースコードから検査モデルを自動生成する技術を開発し、その技術を用いたモデル検査ベースの検査支援ツールを製作した。開発した検査支援ツールは、ソースコードにおける変数のつながり(依存関係)を解析し、検査したい部分だけを高精度に絞り込むことで、近年の大規模な自動車制御ソフトウェアに対しても適用可能とした。日立オートモティブシステムズは、2013年度より製品開発に本技術を活用し、より高信頼な自動車制御ソフトウェアを開発すると発表している。
解説
自動車制御ソフトウェアには高い信頼性が要求されるが、近年、それらのソフトウェアが大規模化・複雑化することにより、既存の設計・検査手法では、高品質なソフトウェアを開発することが難しくなっていたことが背景にある。自動車のようなセーフティ・クリティカルシステムにおいて、形式手法を用いた論理的な検証は、費用対効果の面で有効と考えられる。
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